時期:2005年8月 場所:沖縄県・慶留間島 解説:大黒 喜晴(玉川学園小学部教諭) 撮影:武谷 信之(玉川学園中学部教諭) |
|
|
|
||||
|
|
|
【解説】慶留間島 沖縄本島の西約50kmの東シナ海に位置する。霧島火山帯に属する慶良間諸島の中の一つで、人口は70人足らずの小さな島である。集落は島の南端の港近くの一ヶ所に集まっていて、島の人たちは静かに暮してる。観光客が訪れることもあまりない。この島を訪れるのは,「本当の離島」を体験したい旅行者ぐらいだ。最近では沖縄のいたるところが観光開発され,お洒落なペンションや豪華なホテルが建ち並び、車がびゅんびゅんと走り回るようになった。でも、慶留間島は、まだまだ昔の沖縄の面影を残している。慶留間の集落に足を踏み入ると、民家の多くは昔ながらの面影を残していて、家の門柱や屋根の上にシーサーがあり、塀の側には石敢当(いしがんどう)が向かえてくれ、珊瑚を積んでできた石垣、しっくいを塗った屋根の民家の間を縫うように小路がはりめぐらしている。町をひと通り回っても、10分か15分で回ることができる。商店も警察もない、ゆったりと時間の流れる島である。 大黒 喜晴(玉川学園小学部教諭) |