(2000年8月製作のホームページを当時のままでごらんください。2007.3記)
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ルールは「3分以内で8個の的をいくつ倒す(ふれるだけでもOK)ことができるか。的1つ25点で(8つで200点)、ボーナスポイントとして的を倒してからスタートサークルに5秒止まれれば、それまでの得点を倍(400点が満点)にできる。」というしくみでした。
TMSTは1回目の走行のスタート時から問題を抱えており、これは先生のとっさの機転により、なんとか難を乗り切ったのですが、競技開始79秒で、7本の的を倒し(6本分ボーナスポイント有り)あと一本というところで、障害物にタイヤが乗り上げて横転してしまいました。
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一回目の競技終了後、アームがうまく展開しない問題もなんとか乗り切ったものの、解決策を講じねばなりませんでしたし、タイヤが乗り上げる問題も解消しなければと、控え室に戻りました。
アームの問題を解決するだけで休憩時間の半分以上を使い切ってしまい、タイヤ乗り上げ問題は、半分あきらめかけていまいしたが、なんと解決策らしきものが浮かび上がり、いそいで取り付けました。
その解決策を試してみる時間もなく、まさしくぶっつけ本番で二回目の競技を迎えてしまいました。
果たして解決策が吉と出るか凶とでるか、、、、
そして競技は開始されました。スタートの問題もすっかり解消され、ホッとするのも束の間、なんと開始30秒ほどで、一回目、タイヤが乗り上げてしまったポイントに向かってしまったのです。
焦るTMSTのメンバー全員が見守る中、なんと解決策が見事に弱点を克服してくれたのです!それだけではなく、的を次々と調子良く倒してゆくのです!
しかし、このPP-1は壁にタイヤを擦り付けながらも、ゆっくりと進み、ついには抜け出すことに成功したのです、そう、もはやモーターの限界を超えてもおかしくない状況だったにもかかわらずです、その様子は、まさに機体に魂が宿ったかのようでした。
そしてついに2分43秒、最後の的を倒し、会場にいる全員が驚愕の声を上げていたのを今でも覚えています。次に機体がどこに向かうかはタッチセンサー任せなのです。もしこれで中央のスタートサークルでとまればパーフェクトがだせる!
メンバーの期待をよそに、残り時間も少なくなっていました。残り十数秒。その時、機体は中央に向かってきてくれました!行くか、行くか、いった〜!中央のサークルを光センサーが読み取り、停止、1秒、2秒、3秒、4秒、、、5秒。制限時間まで残り1秒でした!
パーフェクト達成!! 満点です!!! 会場から一斉に拍手をいただきました。
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