平成19年度 サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)
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整理番号 | 講A学3103 | ||||||
日時
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2007年7月30日、31日
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テーマ | カエルの変態のメカニズムを題材として科学的検証法を学ぶ | ||||||
場所
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玉川学園サイテックセンター(7/30)、日本医科大学 新丸子校舎(7/31)
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講師
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長谷部 孝 講師(日本医科大学 基礎科学 生物学教室)
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参加生徒数
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高校2 - 3年生 11名(男子7名、女子4名)、希望者
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概要
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(7/30)
まず始めに、日常的によく行われている現象を例として、いろいろな疑問を解決するための「科学的検証法」を学んだ。次に、カエルの変態のメカニズムを題材として、変態期に特異的に発現するタンパク質と甲状腺ホルモンの作用に関するいくつかの研究結果が紹介され、これらの結果からどのようなことが考えられるかを議論した。最後に、研究者が実際に行っている研究手法も、最初に説明された「科学的検証法」に従っていることを確認した。 講義終了後に、講師がアメリカNIHの研究所で研究していた時の写真を見ながら当時の生活を語ってもらい、大学や研究所での研究、特に海外での研究生活についての理解を深めた。また、講師を囲んで懇談会を開き、大学生活など生徒の将来について語り合った。 (7/31) 前日の講義で紹介された研究を実際に生徒が行うことで、研究者の生活を体験するとともに、実験を通して疑問を解決するという「科学的検証法」を学んだ。 カエルの変態期に発現が高まることがわかっている遺伝子の断片を、変態期の小腸から抽出した全RNAを鋳型にして逆転写PCRにより増幅した。この増幅したDNA断片をアガロースゲル電気泳動により分離し、その遺伝子の変態期における発現変動を確認することで、変態期に生体内でどのような変化が起きているのかを分析した。 実験の待機時間に実験方法に関する講義を聴くことで、その測定原理を学んだ。また、研究施設や飼育施設を見学した。 |
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写真・
資料等 |
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